12月25日放送のフジテレビ「激撮!日本の緊急事態24時 危ない現場潜入スペシャル」でディフェンダーXが紹介されました。冒頭に流れたのはチェコのデパートの防犯カメラ映像。買い物に訪れた親子連れのうち母親に赤枠が表示される。ディフェンダーXが検知したもので、この後犯罪を犯すかもしれない不審者だとして警告を意味する。この後、母親はぬいぐるみをバッグに入れ万引きを犯している。次に流れたの日本の大型書店の映像で男性客が入るなり赤枠表示。さらに沢山の本をカゴにいれる最中にも赤枠表示し不審者として警告している。その後、人気のない所に移動し本をリュックに本を入れる間も何度も赤枠が…。この不審者は検知した際に警備に通報し現行犯で逮捕された。万引きの常習者だったという。
ディフェンダーは画像解析により、人の精神状態と相関関係にある振動データを分析し、不審者を事前に検知する防犯システムだが、その原理についてMCの高橋克実さんが分かりやすく説明している。
「人は緊張すると手に汗をかいたり身体が硬直したりします。意識していないのに体が勝手に反応する。これを反射と言います。ロシアの研究機関によればこれから犯罪を犯そうとする不審者に無意識のうちにこの反射が現れるといいます。そこで他人に対する敵意や過度の緊張からくる反射を解析し未然に不審者を見破るこの防犯カメラシステムが生まれたのです。不審者を表す赤い印は肉眼では予測できない人々を指していました」(高橋克実さん)
続いて流れたのはイギリスのスーパーの防犯カメラ映像。男女二人が入店すると女に赤枠を表示。この女が高齢の女性客に話しかけ引きつけている間に男がバッグから財布を抜き取るスリ犯の映像。こうしたスリ犯を検知する要因をエルシスジャパンの野中さんは「ターゲットを見つけたことで感情が高ぶった可能性が高い」と分析。そのほか、ボストンマラソンのテロ犯を実行現場に向かう前の防犯カメラ映像で検知(事後解析)している事例も紹介された。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、世界中から多くの外国人観光客が来ることになるため、テロや犯罪から守るために最新の防犯システムが開発されているが、その一つとしてディフェンダーXも注目されている。
(※上記の記事はエルシス東京による放送内容を要約した文章となります)